• 宿運営のノウハウが全くなく、何から始めればいいか分からない
• 本業が忙しく、宿開業に十分なリソースを割くことができない
• 細かい内容でも気軽に相談できる人が周りにいない
• 開業後も最小のコストで運営できる仕組みづくりをしたい

宿を始めよう！と決めた直後は、どんな宿を作ろうかと期待を膨らませますが、実際に開業への準備を進めていくにつれて、不安や懸念がどんどんと出てくるものです。

実際に開業されたクライアント様がみなさん口を揃えておっしゃるのは「宿を作るのに、こんなにたくさんやることがあるとは思わなかった」ということです。

実際、物件探しや建築・改装などのハード面のタスクに注意が向きがちですが、同じくらいに、運営方針やオペレーションの策定、OTA（予約サイト）構築などのソフト面のタスクも重要かつ多岐に渡ります。

• OTA選定と登録
• 公式サイト作成
• サイトコントローラー導入
• 料金・料金カレンダー・プラン登録
• キャンセルポリシー・手仕舞い設定
• 運営オペレーション構築
• 緊急対応フロー作成

ざっと例にあげると上記のようなものですが、もちろん細かなタスクはまだまだあります。

ホームページを作成する際はホームページ制作会社に依頼するように、宿の開業に関わるタスクは、専門家に依頼するべきです。

もちろん、全てご自身でやろうと思えば可能な作業ですが、膨大な時間と労力を投じてノウハウを集め、各種設定や編集作業をコツコツ行うことになるでしょう。

何より、「スマートロックを取り付けられない玄関ドアを選んでしまった」「高額な固定費のかかる予約システムを導入してしまった」など、あとあと命取りになるような意思決定をしてしまうことを避けるためには専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。

ホテルは「開業直後」がもっとも大切です。
なぜなら、開業時は圧倒的に注目が集まるからです。

プレスリリースを打つ、SNSで拡散されるなどの理由で公式サイトやOTAに通常時の10倍のトラフィックが集まります。その最大のチャンスを予約に繋げるためにも、万全の準備を整えた上で開業を迎える必要があります。

ホテル運営にはさまざまなシステムを駆使します。PMS、サイトコントローラー、自社予約エンジンなどです。そしてシステム同士を連携させなければなりません。困ったことに、システムを提供している会社は国内外に何十社と存在し、その組み合わせは100通りを超えます。

• どのシステムが予約を最大化できるのか？
• どの組み合わせが運営の最適化を達成できるのか？

このような視点でシステムを選ぶ必要があります。

またOTAに関しても同様です。OTAは増やせば良いというものではありません。適切なOTAを選ぶことで、売上もお客様の満足度も現場の負担も変わってきます。

キャンセルポリシー、こども料金、Booking.com事前決済の設定など、一度間違えて運用を行うと、あとで取り返しのつかない事態に陥ることもあります。また設定内容によって、売上が大きく異なってくるものもあります。

売上を最大化し、運営コストを最小化する設定を行うべきです。